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池袋"老舗百か店"、タウン誌が選定 地元に密着した町おこしが狙い

(2003/08/21付 読売新聞都内版 朝刊)

◆来月「ふくろ祭り」でPR

豊島区の池袋駅周辺の情報を掲載しているタウン誌が、昔からある商店の中から「池袋100選の店」を選定して、ネットワークを構築しようという試みを誌上で始めた。地域社会との結びつきが比較的希薄なチェーン店や商業ビルが増えるなか、"老舗"同士の連携で地元に密着した「町おこし」策を打ち出してもらうのが狙いだ。

このタウン誌は「池袋15′(じゅうごふん)」。同区東池袋の広告会社「アドクリエイション」が一九九九年に創刊した月刊誌で、池袋駅から徒歩十五分圏内の情報を紹介することを基本的な編集方針としている。

同誌発行人の江辺聡さん(55)は編集作業に携わるなかで、この街から、地域の活性化のために一丸となって何かをしようというムードが失われつつあることに気づいた。駅周辺の古い商店が次々とチェーン店に取って代わられたり、新しい商業ビルが建てられてテナント店が急増したりした影響ではないか――。そう考えた江辺さんは「今も残る古くからの店が手を取り合い、町おこしに取り組むためのきっかけにしてもらおう」と、今年四月から「100選の店」の選定と誌上での紹介を始めた。

店長と経営者が同じ「オーナー店」であることを条件に、これまでに飲食店や青果店、画廊など四十八店を選定。これらの店は、来月二十日に地元で開幕する「ふくろ祭り」でPR活動を繰り広げることを計画しており、それを機に具体的な振興策を協議していく方針という。

「100選の店」は同誌編集部の取材を基に選んできたが、江辺さんは「地域振興に協力する気持ちがあれば、自薦でも構わない」と呼びかけている。問い合わせは同社((電)03・3984・7391)へ。